好評公開中「風の色」で1人2役演じる古川雄輝が舞台挨拶に登場!
「猟奇的な彼女」「ラブストーリー」で知られる韓国のクァク・ジェヨン監督の最新作・
映画『風邪の色』。本作で1人2役を演じる主演の古川雄輝が大阪で行われた先行舞台挨拶
に登壇。
古川は撮影を振り返り、本作は2年前に日韓合作で制作。「監督と音声部、撮影部、照明部通訳などが韓国のスタッフ、日本は衣装、メイクと助監督陣。本当は監督が指示を出し、助監督さんが演者に伝えるのですが、それが出来ない状態で…。もともと監督はけっこう事前に言うことが多くて、監督以外現場で何をするかまったくわかっていない状態で撮影していたのと、言語の壁などもあって結構情報が伝わらないことがあったりなどはありました」。と苦労話を教えてくれた。
マジシャン役を演じる古川は「基礎的なトレーニングは2週間ほど。実際のマジックは本番直前の20分程度で撮影では何回か失敗もしました」。水中脱出のマジック撮影では、「温水で普通はやるのですが、手違いで真水が用意されて…」と振り返り、「チェーンを巻いて潜って、苦しくなったらまた戻ってというのをゴーグルも付けずにやったんですけど、身体に悪くて」と苦笑い…。水深5メートルでは身体に水圧がかかるといい、「繰り返すと人間の身体にすごい悪いらしくて、それを1日中やっていたので」と過酷な撮影で低体温症と酸欠で倒れて、撮影直後も2週間ぐらい歩けなかったと過酷な撮影状況を明かした。
最後に、「この作品は2年前に撮影をしたものでやっと皆さんに見ていただけるという思いと、これまでの作品の中で一番大変で過酷な現場でもあり、主演作品でもありますので、皆さんに早く観ていただきたい作品です。ほんとうに日韓合作という映画もなかなかないと思います。普通のラブストーリーとはちがう、また新感覚で楽しめる映画に仕上がっているので楽しんで観ていただけると嬉しいです」。と締めくくった。
STORY
突然目の前から消えた恋人・ゆり(藤井武美)の死から100日、彼女との思い出の品々を胸に、失意のどん底からマジシャンになることを決意した青年・涼(古川雄輝)。
その後“自分の生き写しの人間”の存在に気付き始めた彼は、整然「私たちはまた会える」「流氷が見たい」と言っていた彼女の言葉に導かれるように北海道へ向かう。そして、旅の途中で偶然に出会った、亜矢と名乗る、ゆりと瓜二つの女性(藤井/二役)。彼女もまた、2年前の事故により行方不明になった、涼と瓜二つの転載マジシャン・隆(古川/二役)との再会を待ち望んでいた。
監督・脚本:クァク・ジェヨン 出演:古川雄輝、藤井武美、石井智也、袴田吉彦、小市慢太郎、田中喜子、竹中直人
主題歌:華原朋美「風の色」(UNIVERSAL J)
挿入歌:Professor Green/Read All About It(Feat Emeli Sande)(USM JAPAN)
原作小説:「風の色」著:鬼塚忠 原案:クァク・ジェヨン(講談社文庫刊) 英題:Colors of Wind
2017年/日韓合作/119分/日本語
公開中
大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば、
TOHOシネマズ二条、TOHOシネマズ西宮OS
○C「風の色」製作委員会
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